日本の民間信仰において、友引は特別な日とされています。多くの人がこの日に良いことを起こすためにお守りやお祓いを行いますが、注意が必要なこともあります。この記事では、友引にやってはいけないことについて徹底解説し、注意点も紹介します。
1.友引にやってはいけないこと
友引にやってはいけないことはいくつかあります。代表的なものについて確認していきましょう。
①お葬式
友引の日にお葬式をすると、友に引っ張られるという連想ができてしまうことから、お葬式を行うのにはふさわしくないと考えることが多いようです。しかし、これは絶対にお葬式を行っていないというわけではなく、あくまでもそう考える方がいるというくらいです。
昔ほどそういった考えにこだわる人も少なくなり、現在では友引の日にお葬式が行われることもあります。人によって考えが異なるという点は理解をしておきましょう。
②お通夜
友引にお通夜をすることに抵抗を感じている方もいます。友人や親族にそういった考えの方がいるかもしれないので、お通夜を行う際には十分に配慮をするようにしてください。
お葬式と同様に考え方は人によって異なるのですが、基本的に友引の日にお通夜を行ったとしても問題はないとされています。お通夜は本来はお別れを意味する儀式ではありません。故人を忍びながら、遺体を悪霊や霊から守るために行うものです。
友引は別れと一緒に周りの人を道連れにしてしまうという考えがあるので、お葬式は避けるべきと考える方がいます。しかし、お通夜は別れを意味する儀式ではないため、その考えは当てはまりません。
しかし、理屈ではなく感情で嫌だと感じる方もいます。そもそもですが、友引の日にやってはいけないということというのは、スピリチュアルの領域です。信じる人もいれば、信じない人もいるでしょう。そのため、感覚的に友引の時にお通夜を行いたくないと感じる人がいたとして、その人にお通夜の正しい意味から理屈で説明をしたとしても受け入れてもらえる可能性は低いです。
無理矢理お通夜を友引の日に決行するのではなく、相手のことを配慮するように心がけてください。
2.友引の注意点
友引は共引と書いていたという説があります。これには共に引き分けるという意味が含まれており、勝負の決着がつかない日とされています。そのため、この日に何か勝負を行ったとしても、勝つのは難しいでしょう。
そのため、友引のタイミングで勝負をするのはなるべく避けるようにしてください。スポーツの試合や賭け事、コンクールやコンテストなどはなるべく避けることをおすすめします。もちろん、試合の日程が決まっているなどで友引のタイミングで勝負をしなければならないこともあるでしょう。
その場合は開運のお守りを着用していくなど、少しでも運が自分に巡ってくるように工夫をしてください。
3.深くこだわりすぎないのも大切
スピリチュアルの観点からの制約には色々な種類があります。今回は友引にやってはいけないことを紹介しましたが、他にも特定の日やタイミングで避けるべきことはたくさんあります。もちろん、それらを遵守してもいいのですが、生活が窮屈になってしまうのは避けられません。
そのため、深くこだわりすぎないように楽に考えるというのも大切です。今日はどういった日かを常に調べて、何を行うべきか、逆に何を避けるべきか考えるというのは大きなストレスがかかってしまいます。スピリチュアルは信じることで自分が幸運になるからこそ意味があるのであって、自分に余計な制約を設けて窮屈な人生に変えてしまっては意味がありません。
スピリチュアルを信じるなと言っているのではありません。信じることは大切ですが、深く考えすぎずにある程度は自分に都合のいいように解釈することも大切です。
友引にやってはいけないことに関しても、他の親族や友人は何も気にしていないかもしれません。それなのに自分だけが友引を気にしてしまうと、自分の都合で他の人を巻き込むことになってしまいます。余計な手間を周りにかけることになり、今後の親族間における立場が変わってしまうかもしれません。
このようにスピリチュアルにこだわりすぎて、自分の行動に制約を設けた結果、自分にとって不幸なことになってしまうケースは少なくありません。意識はしつつも深く考えないようにし、自分に都合のいいように解釈をするという図太さを身につけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後に友引にやってはいけないことについてまとめます。
- 人によって考えは異なるが、お葬式やお通夜は友引にやってはいけないこととされている
- 友引は勝負をしても引き分ける日とされているため、なるべく勝負事をしないのがおすすめ
- スピリチュアルに支配されず、ある程度自分に都合にいいように解釈することも大切
本記事を参考にして、友引にやってはいけないことについて理解を深めてください。
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