赤口とはどのような意味を持つ言葉か知っていますか?大安や仏滅は有名ですが、赤口については聞いたことがないという方もいるでしょう。赤口は仏滅に次ぐ凶日とも呼ばれているため、過ごし方には十分気をつけなくてはいけません。
本記事では赤口の意味について解説いたします。縁起が悪いと言われている理由についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1.赤口とは?
人生の節目となる行事の日取りを決める際には、六曜が意識されることがあります。しかし、多くの人が大安や仏滅の意味を知っている一方で、赤口については詳しく知らない方も多いかもしれません。
赤口とは、六曜の中で仏滅の次に縁起が悪い日とされています。そのため、お祝い事には適さない日とされています。
赤口は別名赤舌日(しゃくぜつにち)とも呼ばれます。この日は、陰陽道の伝説に登場する赤舌神(しゃくぜつしん)という鬼神が支配するとされています。この鬼神は人々を悩ませ、混乱させる存在であり、そのため何事にも支障が生じやすく、新たなことを始めるのには不適切な日とされているのです。
一般的には凶日とされる赤口ですが、時間帯によっては吉とされていることもあります。具体的には、赤口の中でも牛の刻(午前11時から午後1時)は、鬼神が休んでいるとされる時間帯であり、吉とされています。もしも赤口の日に予定を入れたい場合は、この時間帯を選ぶと良いでしょう。
また、赤という字が火や血を連想させるため、火事や怪我に注意が必要な日とされています。さらに、この日は血の気が多く、怒りっぽい性格の人との対立が起きやすいとも言われています。そのため、そのような人との接触を極力避けることが賢明です。大きなイベントやお祝い事はできるだけ控えて、穏やかに過ごすことで不要なトラブルを避けましょう。
2.赤口の日に結婚してもいいの?
通常、多くの人は六曜にあまりこだわらずに生活していますが、結婚式などの特別なイベントでは、縁起の良い日を選びたいと考えるカップルも多いです。その中で人気なのは、大安と友引とされています。
一方、赤口はお祝い事や慶事には適していないとされています。新たな始まりを祝う結婚式などのイベントには不向きであり、控えるべき日とされています。ただし、もしも結婚の日取りが赤口の日しか空いていない場合は、吉とされる時間帯である午前11時から午後1時の間を選ぶと良いでしょう。
また、赤口は火や刃物の取り扱いにも注意が必要な日とされています。そのため、六曜を気にする人々の中には、キャンドルを使った演出やケーキカットを避ける人もいるようです。
ただし、六曜はあくまで慣習であり、必ずしも守らなければならないルールではありません。親族のみで行われる結婚式などであれば、赤口の日を選んでも問題ありません。むしろ、予約が取りやすいメリットがあります。しかし、仕事関係の人や目上の方を招待して披露宴を行う場合は、この日を避けることをおすすめします。
結婚式の日取りを決める際には、個人の信念や状況、そして家族や友人との相談も重要です。総合的に判断した上で日取りを決定するようにしましょう。
3.赤口には色々な解釈がある
赤口に限らず六曜には色々な解釈があります。もちろん、それらを考慮した上で日取りを決めることも大切でしょう。しかし、最も重要なのは六曜に振り回されすぎないことです。
あまりにも六曜を意識しすぎると、結婚式の日取りを決めることができなかったり、参加者が少ない日に開催せざるを得なかったりします。もし、六曜的に運勢のいい日に開催できたとしても、結婚式を行っている当人からするとマイナスになってしまうでしょう。
六曜はあくまでも結婚式の日取りを決める際の参考程度に考えておくのがおすすめです。それ以上に重要な意味を持つ日に開催したいと考えている方もいるでしょう。その場合は、自分たちにとって都合のいい日に開催しても全く問題ありません。
むしろ、結婚式というのは自分たちが主役です。六曜に振り回される必要は全くありません。解釈の中には、結婚式を行っても問題ないと主張している方もいます。人によって解釈が異なる分野であるため、自分にとって都合のいいように取り扱うようにしましょう。
占いというのは自分が幸せになるために行うものです。それをベースに考えて、意味や結果に振り回されるのは避けてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後に赤口についてまとめます。
- 赤口とは六曜の中の1つであり、仏滅に次いで縁起が悪い日と言われている
- 赤口の日に結婚をするのは避けるべきという声もあれば、問題ないという声もある
- 赤口には様々な解釈があるため、自分にとって都合のいいように受け取るのが大切
赤口には色々な解釈があります。六曜はあくまでも参考程度に捉えるようにしましょう。
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