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翡翠の簡単な見分け方 | 本物の翡翠の特徴について解説!

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美しく神秘的な緑色が魅力的な翡翠(ひすい)。石の中でも特に人気の1つですが、実は他の色の翡翠もあったり、区別が難しいほど似ている石があったり、偽物が出回っていたりと見分けるのが難しい石でもあります。今回は、翡翠の簡単な見分け方について詳しくご紹介しますね。

見分け方を知る前に!翡翠ってどんな石?

正式名称は「ヒスイ輝石」という鉱石の一つです。日本では縄文時代の古墳などから「勾玉(まがたま)」として発見されることが多い翡翠。非常に頑丈でかつては武器としても加工されていたほど。翡翠の加工は日本で約5000年前に始まったのが世界最古とされ、昔から日本とは馴染みの深い石である事が分かります。

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翡翠の色について

翡翠の色と言えば緑色、エメラルドグリーンといったイメージが強いと思います。が、実はクロムやチタン、鉄の含有量によって色んな色があります。

現在確認されているだけでも15種類ほどあるようです。

以下は流通している翡翠の主な色です。

  • ピンク
  • ラベンダー
  • 半透明

翡翠の主な産地は?

現在ですと翡翠最大の産地はミャンマーとなっております。日本だと特に糸魚川が産地として有名ですが、採取禁止の地域もありますのでご注意ください。

  • 日本 : 新潟県糸魚川市、富山県ヒスイ海岸、兵庫県養父市、鳥取県、静岡県引佐地区、群馬県下仁田町、岡山県新見市、熊本県八代市泉町など
  • ミャンマー : カチン高原
  • グアテマラ : モタグア渓谷
  • 米国 : カリフォルニア州ニューイドリア地区
  • ロシア : 西サヤン山脈
  • カザフスタン

翡翠には種類がある?

翡翠と呼ばれる鉱石は大きく分けて2種類あります。両者の見分けは難しく昔は同じものとして扱われていましたが時代と共に識別技術が上がり、現代では種類が分けられております。両者の違いは以下の通りです。

ジェダイト(硬玉)

宝石の翡翠として価値が高いのはジェダイトとされています。ジェダイトのほうが明るいトーンの色をしているとされ、純粋なものは白色で鉄やクロムを含有すると緑色に、鉄やチタンを含むと紫色に変化します。硬度は7でガラスのような光沢があります。

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ネフライト(軟玉)

緑閃石ともいわれるアクチノライトを主要構成鉱石とする石です。

本来は半透明で鉄分が少ないと明るい緑に、鉄分が多いと暗い緑になります。硬度は6.5でジェダイトに比べると僅かに低いため「軟玉」と名づけられました。

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翡翠の見分け方は?本物と偽物との違い

悲しい事に翡翠として販売されているものの中には、樹脂やプラスチックで加工された偽物も多く出回っております。翡翠の鑑定はプロでも苦労すると言われていますが、本物の翡翠かどうかを見分ける方法は以下のような方法があります。

①光に当てる

人工的な翡翠は光を当てると気泡が浮かんでいる事があります。また、人工で作られた翡翠には全く内包物が無い場合が多いです。ペンライトなどを至近距離から当ててみて、目視確認してみるといいかもしれません。

②ガラスにこすりつける(スクラッチテスト)

本物の翡翠はガラスよりも硬いため、ガラスと翡翠とを擦り合わせた場合ガラスに傷がつくはずですが、本体のほうが削れたりすると偽物の可能性が高いです。ただし、万が一の時に備え翡翠本体の目立たない位置でテストをしてくださいね。

③鑑定機関や査定士に依頼する

あまり数は多くありませんが、日本国内には天然石を鑑別する機関があります。自分で見分けることが出来ない場合はこういった鑑定機関やプロの査定士さんにお願いするのが一番確実です。また、プロの査定士さんかどうかは下記の資格を持っているかどうか確認すると良いでしょう。

【宝石鑑定士の資格の例】

  • G.G
  • JBSジュエリー鑑定士
  • FGA(Fellow of the Gemmological Association) 
  • DC(Diploma of CGL) 

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翡翠の価値の見分け方は?

本物の翡翠の中でも様々な条件によって宝石の価値が左右されます。

①色

日本であれば緑色が最も価値があるとされ、その次にラベンダー、そしてそれ以外の色…と続きます。人気のある色ほど価値があるようです。他の国だと人気のあるカラーがまた異なりますので、この順位の限りではありません。

②透明度

透明度が高いほど価値があるとされています。

③産地

翡翠最大の産出地はミャンマーですが、先物取引でもミャンマー産の翡翠は高値がつくことが多いようです。

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「翡翠の見分け方」のまとめ

いかがでしょうか?本物の翡翠の特徴や見分け方をまとめると以下の通りです。

  1. 翡翠は緑色だけではなく様々な色がある
  2. 主な産地はミャンマーだが他の国でも採れる
  3. 翡翠は「硬玉」と「軟玉」の2種類あり「硬玉」のほうが高価
  4. 「光に当てる」「ガラスにこすりつける」などの見分ける方法がある
  5. 見分ける自信が無ければプロにお任せする
  6. 翡翠は色や透明度や産地によって価値が変わる

なお、パワーストーンなどに翡翠を使いたい場合は宝石としての価値だけが石のエネルギーを左右するわけではありませんので、今回の記事はあくまでも宝石としての見分け方となります。翡翠を手に入れる際にはぜひ参考にしてくださいね!

 

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