出雲大社は、日本の国内にある数多くの神社の中でも、特に歴史や信仰の深さから非常に有名な神社の一つです。この神社には、多くの習わしやルールが存在します。そして、中には「タブー」とされるものもあるのです。この記事では、出雲大社で注意すべきことについて解説します。
出雲大社ってどんなところ?
出雲大社は、島根県出雲市にある神社で、日本の神話に登場する神様「大国主命(おおくにぬしのみこと)」を祭っています。全国にある神社の中でも歴史が古く、日本最古の歴史書「古事記」にもその名が登場します。元は杵築大社(きづきたいしゃ、きづきのおおやしろ)と呼ばれておりましたが、明治に「出雲大社」と呼び名を制定されたようです。ちなみに一般的に「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが、正式名称は「いづもおおやしろ」が正しいようです。
公式ホームページ:https://izumooyashiro.or.jp/
絶対にやってはいけないNG行動7選
参道の真ん中を歩くのはタブー!
出雲大社の参道は、神様が降臨されるための道として整備されています。そのため、参道の真ん中を通ることは神様に対する敬意を欠く行為で、タブーとされています。参道を歩く際には、左右の端を歩くように心掛けましょう。また、参道には「おはらいの場」と呼ばれる清めの場所があり、そこで手を清めたり口をすすいだりすることが大切です。これらのマナーは出雲大社に限らず、全国の神社で同様に守られています。参拝に際しては、神聖な場所であることを忘れず、敬意を持って参拝しましょう。
小銭を投げるのはタブー!
いつの間にか「注連縄にお賽銭を投げて刺さると良い事がある」という作り話が広がって、投げ入れようとする人が出てくるようになりました。しかし注連縄は神様の聖域を示す神聖なものです。その神聖な注連縄にお賽銭を投げ入れるという行為は、神様に対して失礼にあたるのでタブーです。お賽銭を入れる際にはまずお金を手で持ち、そっと入れるようにしましょう。また、お賽銭を入れた後は、両手を合わせて日々の感謝を伝えるのが望ましいです。
一般的な参拝作法はタブー!
出雲大社では、独特の参拝の作法があります。一般的な参拝作法は「二礼二拍手一礼」ですが出雲大社では「二礼四拍手一礼」をします。四拍手をする理由は、出雲大社で行われる大きな例祭では「八拍手をする」ということが習わしだからです。数字の「8」は古くより無限の数を意味する数字で、8拍手は神様に対し限りない敬意を表す作法です。しかし日常的には半分の4拍手で神様をお讃えするというのを作法としています。
カジュアルな服装はタブー!
出雲大社は神社として非常に厳粛な場所であり、参拝の際には適切な服装をすることが求められます。帽子を脱いで、露出の多い服やダメージジーンズ、サンダルなどは避けましょう。目上の人に挨拶に行く!という気持ちでお参りするようにしましょう。
出雲大社に行けない人はいる?こんな人は要注意
出雲大社は、多くの人々から信仰を集める神社であり、日本全国から多くの参拝客が訪れます。しかし、中には出雲大社に行きたくても行けない人もいます。ここでは、出雲大社に行けない人の特徴と、その理由について説明します。
信仰心が薄い人や無神論者
普段から「神様なんかいない」「神社なんて胡散臭い」など信仰心が全くないにも関わらず、都合のいい時だけ神様にあやかろうとするのは不敬だと判断されます。信仰心が薄い人や無神論者にとって、神社はあまり関心のないものかもしれません。しかし、神社は信仰心を持っている人たちにとっては、大切な場所であり、神様とのつながりを感じる場所でもあります。そのため、神社に来るときは、敬意を持って参拝しましょう。不敬だと判断されると、行っても良い事が起こらなかったり、行く途中で引き返すことになったりすることもあるかもしれません。これは、神社においては信仰心が重要視されるからです。
穢れをもった人
出雲大社には、神聖なものが宿っていると考えられています。そのため、禁忌を犯すような人や悪事を働いた人、気が穢れている人が神社を訪れると、神様を不快にさせる可能性があります。出雲大社に行く前には自分自身がどのような人間であるか、自己反省することが重要です。やましい気持ちやネガティブな気持ちの時には参拝しないでおきましょう。
神社に歓迎されていない
出雲大社は古来より強力なパワースポットとして知られており、神様との繋がりが深い場所です。そのため、出雲大社に行く人は、心身ともに清らかで、真摯な態度で参拝することが求められます。しかしながら、過去に不敬な態度で参拝したり、悪意のある行為を行った人物は、神社から遠ざけられてしまう可能性があります。また、身体的、精神的に不調を感じた場合も、神社で歓迎されていない可能性があるため、改めて参拝する日を決めましょう。
出雲大社に歓迎されたサインとは?
出雲大社には、歓迎されたと感じられる不思議なサインがたくさんあります。ここでは、その中でも特に注目すべき「出雲大社に歓迎されたサイン3選」を紹介します。
もちろん、ここに紹介されていないサインも沢山あるので、ここに当てはまらないからといって「歓迎されていないんだ…」と落ち込まないでくださいね。
出雲大社と鳥のさえずり
出雲大社には昔から「鳥居をくぐれば鳥のさえずりが聞こえる」と言われています。もし鳥居をくぐる瞬間に鳥のさえずりを聞くことができた場合、あなたは神様に歓迎されたのかもしれません。鳥居をくぐるときには、静かに心を落ち着け、鳥のさえずりに耳を傾けてみましょう。
神木の不思議な力
出雲大社の近くには、境外摂社があり、そこには樹齢千年を超える大きなムクの木があります。この木は「神木」と呼ばれ、出雲大社の神様が宿っているとされています。ムクの木の前でお参りすると、虹が出たり手が熱くなったりするなどの感覚を覚えた場合、それは神様からの歓迎のサインかもしれません。
穢れを祓う祓井神(はらいどのかみ)
出雲大社には、「祓社(はらいのやしろ)」と呼ばれるお社があり、そこに祓井神がいます。この神様は、参道に入って右奥に鎮座しており、身についた穢れを祓ってくれます。神社でお参りしたとき、体が軽くなったり心が浄化されたりした場合、それは神様からの歓迎のサインかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?ここまでの記事をまとめますと…
- 出雲大社には「タブー」とされる行動が存在する
- 参道の真ん中を歩いたり、注連縄に小銭を投げる行為はタブー
- 出雲大社の参拝作法は独特なので一般的な行為はタブー
- ラフすぎる服装や露出度の高い服装はタブー
- 出雲大社には信仰心が薄い人や穢れを持った人は歓迎されない
- 出雲大社は歓迎されたときはサインがある
出雲大社はとても神聖な神社で、特に歴史や信仰の深さから非常に有名な神社の一つであるためタブーとなる行動や歓迎されない人もいる事が分かったと思います。
マナーをしっかりと守って、これからも大切にしていきたいですね。
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