うさぎは、古くから幸運を引き寄せる生き物だと言われていることをご存知でしょうか?
うさぎは穏やかな性格で争いを好まず、跳躍力があることから、干支では「平安」「安全」「飛躍」の象徴とされています。また、日本各地には、うさぎを神聖な存在として祀る神社が数多く存在し、うさぎをモチーフにした絵馬やお守りも人気です。
せっかく参拝するなら、より多くの幸運をもたらすパワースポットを訪れたいですよね。そこで、この記事では関東のうさぎにまつわる神社を5つご紹介します。うさぎが幸運を引き寄せるといわれる理由についても併せて解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
うさぎが幸運を引き寄せるといわれる理由とは?
うさぎは幸運を引き寄せる生き物だと言われています。うさぎがもたらす幸運については、以下の通りです。
・不老不死
・子孫繁栄・安産
・飛躍や向上
・家庭円満
・悪運や災難から身を守る
・多くの良い情報を集められる
今回は、うさぎの①性格編と②体の特徴編に分けて詳しく解説します。
①性格編
中国では、うさぎは長寿の象徴とされ不老不死のご利益があると信じられています。また、うさぎは1度の出産で通常約8匹の子うさぎを産むことから、子孫繁栄や安産のご利益があるという話も有名です。それにより、近年では安産祈願のためにうさぎにまつわる神社を訪れる人も増えました。
さらに、人懐っこく温厚でぴょんぴょん跳ねるウサギは、その特性から「飛躍や向上の象徴」としても称されることがあり、うさぎの穏やかな性格は周囲に安心感を与えるため、家庭円満をもたらすとされています。
②体の特徴編
ウサギの体は小さいですが、意外にも足が速いという特徴があります。そのことから、アメリカでは悪運や災難から身を守るためにうさぎの後ろ足を模したアクセサリーなどを身につけることもあるんだとか。
そして、うさぎのもう一つの象徴である長い耳は、微細な音まで聞き取れる=多くの良い情報を収集できるとされ、たくさんの幸運を引き寄せると考えられています。
卯年の言い伝えは?卯の意味とは?
卯年の「卯」という字には、いくつかの意味があることをご存知でしょうか。「卯」という字には、以下の二つの意味が込められています。
・卯の意味①覆う
・卯の意味②門
ひとつずつ解説します。
卯の意味①覆う
卯という字には、「覆う」という意味があります。これは、草木が地面を覆い尽くしこれから発展するという意味を示しているとか。
卯の意味②門
卯という字には、「門」という意味もあります。これは、門が開いたり閉じたりして、何かが飛び出すことを表しているのです。
また、うさぎは一般的に「寂しいと死んでしまう」という迷信がありますが、実際には群れで行動せず、非常に活発で動き回る動物。そのようなうさぎの特性が「門」という字にも表れているのかもしれませんね。
関東のうさぎにまつわる神社5選!
日本各地には、幸運の象徴といわれる「うさぎ」に関連する神社がたくさんあります。関東のうさぎにまつわる神社は、以下の通りです。
①出雲大社東京分祠(東京都港区)
②赤城神社(東京都新宿区)
③富岡八幡宮(東京都江東区)
④調神社(埼玉県さいたま市)
⑤戸越八幡神社(東京都品川区)
ひとつずつご紹介します。
①出雲大社東京分祠(東京都港区)
一つ目にご紹介するのは、六本木の中心に鎮座する出雲大社東京分祠です。こちらのお社は、島根県にある出雲大社の御分霊を祀っており、東京にいながらにして出雲大社へのお参りが可能です。
昔、出雲大社の御祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は、困っているうさぎを助けました。その後、「因幡の白兎」として言い伝えられ、出雲大社東京分祠でもうさぎの像が置かれていたり、うさぎをモチーフにした絵馬があります。
また、大国主大神は縁結びの御利益がある神様です。恋愛はもちろん、仕事や受験など様々な場面でも縁を結んでくださることでしょう。
②赤城神社(東京都新宿区)
東京の神楽坂に鎮座している赤城神社は、建築家・隈研吾さんが手掛けた、日本一オシャレと言われる神社。御祭神は、磐筒雄命( いわつつおのみこと )と赤城姫命(あかぎひめのみこと)で、良縁成就や安産、夫婦円満などのご利益を授けてくださいます。
赤城神社では、神話「因幡の白兎」として有名なうさぎをモチーフにした「うさぎみくじ」や「御朱印帳」が人気です。神話において、このうさぎが大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上比売(やかみひめ)の結婚を取り持ったとされており、その出来事は「日本最古の恋」として語り継がれています。
③富岡八幡宮(東京都江東区)
富岡八幡宮は、江戸時代初期の1627(寛永4年)に建てられた歴史の深い神社です。徳川将軍家から庶民まで崇拝され、「深川の八幡様」として親しまれました。富岡八幡宮の御祭神は応神天皇で、誉田別命(ほんだわけのみこと)や八幡神とも称されています。また、応神天皇が戦いで勝利を収めたことから、勝利や成功へのご利益がある神社として有名です。
富岡八幡宮には、17の末社(境内にある小さな神社)があります。その中の一つである「大黒社」は、因幡の白うさぎを救ったことで有名な神社であり、国土経営に尽力した大国主命を祀っています。
④調神社(埼玉県さいたま市)
埼玉県さいたま市にある「調神社(つきじんじゃ)」は地元の人々に親しまれ、「つきのみやさん」という愛称で知られています。
伊勢神宮の創建者である倭姫命が、この地に蔵を建て、神宮への貢物(=調(ツキ))を集めたことが始まりとされ、2000年以上にわたる非常に歴史の深い神社です。調神社という社名は、調(ツキ)=運があるということで、勝負事や金運などに関するパワースポットとしても知られています。
調神社では、神の使いとしてうさぎが崇拝され、境内には多くのうさぎが祀られています。また、うさぎをモチーフにしたお守りや、うさぎの絵が書いてある御朱印帳なども人気です。
⑤戸越八幡神社(東京都品川区)
戸越八幡神社は、東京都内で最も長い商店街として知られる「戸越銀座商店街」の近くに鎮座しています。住宅街の中にある小さな神社ですが、月限定の御朱印や境内の美しい装飾が魅力で、多くのリピーターに愛される人気のパワースポット。御祭神は、誉田別命(応神天皇)で、厄除開運・武運隆昌・家内安全といったご利益があるんだとか。
戸越八幡神社では、神様の化身としてうさぎと猿が崇拝され、「福分け猿と夢叶うさぎ」の像が置いてあったり、うさぎをモチーフにしたお守りが販売されています。
まとめ
今回は、関東のうさぎにまつわる神社について解説しました。その中でもおすすめの神社は、以下の通りです。
①出雲大社東京分祠(東京都港区)
②赤城神社(東京都新宿区)
③富岡八幡宮(東京都江東区)
④調神社(埼玉県さいたま市)
⑤戸越八幡神社(東京都品川区)
うさぎは、昔から縁起がよく幸運を引き寄せる生き物だと言われています。「幸運を掴みたい」「可愛いうさぎに癒されたい」という方は、ぜひ一度うさぎにまつわる神社を訪れてみてはいかがでしょうか。
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