奈良県十津川村の山中に佇む玉置神社は、ユネスコの世界遺産に登録されるほど魅力的な神社です。そんな玉置神社で販売されているブレスレットやお守りについて気になる方も多いのではないでしょうか?
「玉置神社のブレスレットやお守りの種類は?」
「玉置神社ってどんなご利益があるの?」
など気になることも多いかと思います。
そこで今回は、玉置神社で人気のブレスレットやお守りの種類、玉置神社の歴史、ご利益について詳しく解説します。ぜひ最後まで参考にしてみてください。
玉置神社とは?
世界遺産に登録されるほどの魅力をもつ玉置神社ですが、どのようなご利益がある神社なのでしょうか。ここでは、玉置神社の歴史や御祭神、ご利益について解説します。
玉置神社の歴史
玉置神社は、奈良県十津川村に位置する歴史深い神社です。その創建は紀元前37年と伝えられ、日本でも有数の古社とされています。第10代崇神天皇の時代、王城を火災から守り、悪霊を退けるために建立されたという伝承が残っています。
また、玉置神社は古くから修験道の霊場としても知られ、修験道の開祖である役行者(えんのおづぬ)や弘法大師(こうぼうだいし)もこの地で修行を積んだと言われています。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されました。
玉置神社の御祭神
玉置神社の御祭神は、以下の5柱です。
・伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
・伊弉册尊(いざなみのみこと)
・国常立尊(くにとこたちのみこと)
・天照大御神(あまてらすおおみかみ)
・神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)
伊弉諾尊と伊弉册尊は夫婦神であり、今の日本の国を創った神様です。
また、摂社である三柱神社には、「倉稲魂神(うがのみたまのかみ)」「天御柱神(あめのみはしらのかみ)」「国御柱神 (くにのみはしらのかみ)」が祀られており、
末社である玉石社には大巳貴命(おおなむじのみこと)がご神体として祀られています。
玉置神社のご利益
玉置神社には、以下のご利益があります。
・病気平癒
・縁結び
・悪霊退散
・開運厄除
・家内安全
・安産
・立身出世
玉置神社では、国づくりの神様である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉册尊(いざなみのみこと)を祀っていることから、幅広いご利益があるとされています。
また、境内にある摂社・三柱神社は「精神の病の改善」にご利益があることで特に知られており、多くの参拝者が訪れています。
玉置神社で人気のお守りは?

玉置神社には、複数のお守りが販売されています。その中でも特におすすめのお守りについては以下のとおりです。
①木の悪魔祓い護符
②紙の悪魔祓い護符
③幸運鈴
ひとつずつ解説します。
①木の悪魔祓い護符
玉置神社には、悪魔祓いの護符があります。この護符は、一説によると僧侶の空海(弘法大師)が書いた絵を版画にしたもので、木製と紙製の2種類があります。木製の護符の授与料は、1000円です。こちらは霊山である玉置神社の倒木から作られているため、特別な力が宿っていると言われています。
また、木製のため割れてしまうこともありますが、それは護符が身代わりとなって厄を受けてくれた証です。その際は、再度お礼参りをしに神社を訪れたり、新しい護符を授与してもらうと良いでしょう。
②紙の悪魔祓い護符
紙の悪魔祓い護符は500円で授与されており、大・小2種類のサイズから選べます。大きいサイズは玄関に貼る用、小さいサイズは財布に入れて持ち歩く用とそれぞれの用途に合わせて使えるのが特徴です。
家に祀るだけでなく、財布や鞄に入れて持ち運べるのは嬉しいですよね。参拝者からの人気も高いお守りなので、玉置神社を訪れた際にはぜひ手に取ってみてくださいね。
③幸運鈴

玉置神社では、「幸運鈴」というお守りも人気です。この鈴は、巫女が神楽を舞う際に使用する神楽鈴に似たデザインで、実際に手に持って降ることで幸運を呼び寄せると言われています。
古くから鈴の音には魔除けの力があるとされており、この幸運鈴は魔除けと運気アップのご利益を同時に授かれるお守りです。授与料は1500円です。
お守りの購入方法は?
玉置神社のお守りは境内にある社務所で購入できますが、遠方に住んでいる場合は、FAXで申し込み郵送してもらう方法があります。郵送で送ってもらう方法については以下のとおりです。
①名前、住所、電話番号、欲しいお守りの種類を記載してFAXを送信する
②お守りが郵送される
③初穂料を振替用紙で支払いをする
FAX番号は、玉置神社の公式ホームページに記載されています。
遠方で参拝が難しい方はぜひFAXでの購入も検討してみてください。
玉置神社のブレスレットについて

玉置神社でのブレスレットの販売の有無について調べてみました。その結果、玉置神社ではブレスレットの販売は行っていませんでした。SNSなどで話題になっているブレスレットの販売については、玉置神社で売られているものではありません。
個人が持参したブレスレットに玉置神社のパワーを込めたものであり、それを販売しているケースが多いようです。もしブレスレットをお持ちであれば、参拝の際に一緒に持参し、玉置神社のパワーを授かってみてはいかがでしょうか。
玉置神社の見どころ3選

玉置神社を訪れたら、ぜひ注目してほしいスポットがいくつかあります。玉置神社の見どころについては以下の3つです。
・摂社・三柱神社
・玉石神社
・神代杉
ひとつずつ解説します。
摂社・三柱神社
玉置神社の境内にある三柱神社は、別名「稲荷神社」と呼ばれ、厄除け・心願成就・海上安全のご利益があります。また、精神の病にもご利益があることで知られており、実際に参拝した人からは「ノイローゼなどの精神病が改善した」という声もあがっています。
こちらには、玉置神社に縁の深い神様である倉稲魂神(うがのみたまのかみ)・天御柱神(あめのみはしらのかみ)・国御柱神(くにのみはしらのかみ)の三柱が奉られています。
末社・玉石社
境内と頂上付近の二ヶ所にある「玉石社」は、玉置神社の起源であると伝えられています。こちらには、熊野磐座信仰の一環として玉石が奉納されています。社殿を持たず、神体である玉石そのものを直接礼拝するという、古代の信仰様式が今も受け継がれています。
神代杉
30,000平方メートルある玉置神社の境内には、天然記念物に指定された老巨杉群(神代杉・常立杉・磐余杉・大杉など)がそびえ立っています。
中でも神代杉は樹齢3000年とされ、その壮大な姿は神秘的な雰囲気を漂わせています。また、このように多くの巨木が残されている理由としては、玉置山が霊山であり、聖域として伐採を禁じられていたためだと言われています。
まとめ
今回は、玉置神社のブレスレットやお守りの種類について解説しました。玉置神社で特に人気の高いお守りについては、以下の3つが挙げられます。
①木の悪魔祓い護符
②紙の悪魔祓い護符
③幸運鈴
また、玉置神社ではブレスレットの販売は行っていませんでした。SNSなどで挙げられているブレスレットについては、玉置神社で販売されているものではないため、ご注意ください。
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