明治神宮は、初詣の参拝者数が日本一といわれる人気のパワースポットです。そんな多くの人に親しまれる明治神宮には、どのような神様が祀られているのかご存知でしょうか?
「明治神宮の神様やご利益は?」
「明治神宮の見どころが知りたい!」
など、気になることも多いかと思います。
そこで今回は、明治神宮の神様やご利益について詳しく解説していきます。また、見どころや参拝方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
明治神宮ってどんな神社?何の神様?
東京屈指のパワースポットである明治神宮は、どのような歴史を持つ神社なのでしょうか。ここでは、明治神宮の歴史や神様、ご利益について解説します。
明治神宮の歴史
明治神宮は、大正9年(1920年)に東京都渋谷区代々木に創建された歴史ある神社です。
明治神宮は観光スポットとしても人気の原宿エリアに位置し、広大な敷地を有しているため、国内外から多くの参拝客が訪れます。お正月の初詣の参拝者数は日本一を誇り、2012年にはミシュランの「日本の3つ星観光地20選」にも選ばれました。
現代の明治神宮は、ご利益のある神社としてだけでなく、都民や観光客にとっての「都会のオアシス」「憩いの場」としても親しまれています。
明治神宮の神様
明治神宮に祀られているのは、明治天皇と昭憲皇太后の2柱です。
・明治天皇:第122代天皇
・昭憲皇太后:明治天皇の皇后
明治神宮の創建計画の当初は、明治天皇だけを祀る予定でした。また、明治維新で功績のあった臣下を合祀する案も検討されていたそうです。しかし、鎮座地が決定した段階で昭憲皇太后が崩御されたため、最終的には二柱が祀られることになりました。
明治神宮のご利益
明治神宮には、「厄払い」「合格祈願」「開運」などさまざまなご利益があります。特に有名なのは、明治天皇と昭憲皇太后の仲の良さにちなんだ「縁結び」や「夫婦円満」のご利益です。本殿にある「夫婦楠(めおとくす)」は、恋愛成就や縁結びのパワースポットとして人気があります。
その他にも、悪い気を浄化するとされる「清正井(きよまさのいど)」や、健康や長寿のご利益がある「亀石」など、明治神宮の広大な境内にはさまざまなご利益のあるパワースポットが点在しています。
明治神宮の参拝方法
明治神宮では、正しい参拝方法があります。以下の手順に従い、正しく参拝しましょう。
1、手水舎で手と口を清める
2、お賽銭を投げ姿勢を正す
3、2回お辞儀をする
4、胸の前で両手を合わせて2回拍手する
5、手を合わせた状態でお願いする
6、最後に、深いお辞儀を1回する
正しい作法を守り、気持ちよく参拝しましょう。
明治神宮の見どころ6選
明治神宮には、たくさんの見どころがあります。明治神宮の代表的なパワースポットについては、以下の6つが挙げられます。
①鎮守の杜(ちんじゅのもり)
②本殿(ほんでん)・拝殿(はいでん)
③清正の井戸(きよまさのいど)
④夫婦楠(めおとくす)
⑤亀石(かめいし)
⑥さざれ石
ひとつずつ解説します。
①鎮守の杜(ちんじゅのもり)
原宿口から参道に入って、すぐ目に入るのが「鎮守の杜(ちんじゅのもり)」です。こちらは、100年以上先も豊かな景観を維持できるように計画された人工の森です。
参道や本殿を含む境内全体が木々に覆われており、明治神宮全体がひとつの大きなパワースポットのように感じられます。また、南参道から本殿に向かう際にくぐる「大鳥居」から、拝殿手前の「三の鳥居」までは、良縁祈願のパワースポットとしても有名です。
ぜひ森林浴を楽しみながら、新たなご縁を願ってみてくださいね。
②本殿(ほんでん)・拝殿(はいでん)
本殿は明治神宮の中で最も神聖な建物です。内部では神官によって様々な祭儀が執り行われています。
本殿は、正面に4本の柱、柱間が3間ある「三間社流造(さんげんしゃながれづくり)」の建物です。かつての大戦で戦火に見舞われてしまいましたが、昭和33年(1958年)に復興しました。
本殿の周囲には、「祝詞殿」「内拝殿」「外拝殿」が配置されています。外拝殿は神宮の正面に位置し、参拝者がお参りする場所となっています。
③清正の井戸(きよまさのいど)
清正の井戸(きよまさのいど)は、戦国時代の武将である加藤清正が掘ったとされる古井戸です。
この場所は、風水で「富士山から皇居へ向かう龍脈(りゅうみゃく:気の流れ)」の上にあり、清正の井戸は気の吹き出す「龍穴」とされています。そのため、浄化のご利益があり、特に運気や金運アップに効果があるそうです。スマホのカメラで撮影して待ち受け画面にすると、さらに効果が高まると言われています。
ただし、清正の井戸は「陰呼(いんこ)」の場所とも言われ、陰の気が満ちる時間帯(夕方以降や雨の日)には近づかない方が良いそうなので、参拝の際は注意しましょう。
④夫婦楠(めおとくす)
拝殿の前にある「夫婦楠(めおとくす)」は、明治神宮の創建当初に植樹された2本の楠(くすのき)で、樹齢は約100年と推定されています。この2本の大木は幹回りが3メートル以上あり、少し離れて見ると1本の巨木のように見えます。
夫婦楠と呼ばれるこの楠は、夫婦円満や家内安全、また恋愛成就(縁結び)のご利益もあるため、若い男女の参拝客にも人気があります。参拝の際はご神木の根元に立ち入ったり、幹に直接触れたりしないように注意しましょう。
⑤亀石(かめいし)
本殿の北側にある宝物殿(ほうもつでん)に向かう途中、北池のほとりに「亀石(かめいし)」があります。この大石は亀の姿に似ており、健康長寿のご利益があるとされています。
また、亀は風水では仕事運や金運アップに縁起が良いとされるため、ビジネスで成功したい方には必見のパワースポットです。亀石には自由に触れることができますので、特に効果が高いといわれている頭の部分に、ぜひ直接触れてみてください。
⑥さざれ石
宝物殿の前にある「さざれ石」は、国家「君が代」にも歌われているさざれ石で、浄化の作用があるとされています。さざれ石とは小さな石が集まったものを指しますが、このさざれ石は、君が代に登場するさざれ石発祥の地とされる岐阜県で採掘され、奉納された特別なものです。
さざれ石と宝物殿を結ぶライン上には「強いパワーがある」といわれています。ぜひ近くで観察し、パワーを感じてみてくださいね。
まとめ
今回は、明治神宮の神様やご利益、見どころについて解説しました。明治神宮に祀られている神様については、以下の2柱です。
・明治天皇:第122代天皇
・昭憲皇太后:明治天皇の皇后
明治神宮は都心とは思えないほど豊かな緑に覆われ、歩いているだけでも癒されるパワースポットとなっています。境内には見どころもたくさんありますので、ぜひ東京を訪れた際には明治神宮に立ち寄ってみてください。
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