茨城県鹿島市にある鹿島神宮は、全国に約600社ある鹿島神宮の総本社です。鹿島神宮に祀られている神様は、歴史に名を残す多くの武家に崇拝されており、そのため必勝祈願で有名な神社として知られています。
そんな鹿島神宮ですが、参拝者の中には神様に「呼ばれる気がした」という不思議な体験をした方も多く、鹿島神宮に呼ばれた人は、より多くのご利益を授かれると言われています。
そこで、この記事では鹿島神宮に呼ばれる人の特徴や、鹿島神宮の歴史、見るべき場所について解説します。この記事を読んで、あなたも呼ばれるサインを見逃さないようにしてくださいね。
鹿島神宮に呼ばれる人の特徴
鹿島神宮を訪れる人々の中には、「神様から呼ばれた気がした」という不思議な体験をする方もいます。神様に呼ばれるとは、「突然、神社に行きたくなる感覚」のこと。実際に神様に呼ばれた気がして突然、鹿島神宮に行きたくなり、その後9年間、毎日参拝し続ける人もいるんだとか。
他にも鹿島神宮に呼ばれる人の特徴について、以下の3つが挙げられます。
・鹿島神宮の話をよく聞く
・鹿島神宮をテレビや雑誌でよく目にする
・鹿島神宮が夢に出てくる
これらは、いずれも鹿島神宮に呼ばれているサインです。呼ばれるサインを感じた時にすぐ行動することで、より多くのご利益を授かることができるでしょう。
鹿島神宮について
「呼ばれる」ことで話題の鹿島神宮ですが、どのような歴史やご利益がある神宮なのでしょうか。ここでは、鹿島神宮の歴史や御祭神、ご利益について解説します。
鹿島神宮の歴史
鹿島神宮は茨城県鹿嶋市に位置し、日本の三大神宮である「伊勢神宮」「鹿島神宮」「香取神宮」の一つです。
また日本に約600社ほどある鹿島神社の総本社であり、境内は東京ドーム15個分と、かなり広大であり見どころもたくさんあります。
鹿島神宮は、紀元前660年頃に初代天皇の神武天皇によって建立されたとされ、長い歴史と高い格式を持つ神社です。神武天皇が危機に瀕した時、武甕槌大神(たけみかづちおおかみ)が持つ「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」の力で救われたことから、武甕槌大神への感謝を込めて鹿島神宮が作られたとされています。
また、平安時代には国の守護神として崇拝され、源頼朝や徳川家康などの多くの武将も崇拝していました。
鹿島神宮の御祭神
鹿島神宮の御祭神は「武甕槌大神(たけみかづちおおかみ)」です。天照大御神(あまてらすおおみかみ)の使命により、日本建国に貢献したと言われており、また「雷を司どる神」とも呼ばれています。
さらには、建御名方命(たけみなかたのみこと)を投げ飛ばしたことから「相撲の祖」と呼ばれ、相撲との繋がりが深いことから、鹿島神宮では「相撲祭」が開催されています。このように神武天皇を助けた出来事を含め、鹿島神宮には多くの神話が伝承されているのです。
鹿島神宮のご利益
鹿島神宮のご利益は、「勝利祈願」や「成功祈願」です。武甕槌大神(たけみかづちおおかみ)の力は非常に強力であり、徳川家康も天下統一を果たす際に、関ヶ原の戦いの前に鹿島神宮を参拝したと言われています。
また、鹿島神宮に収められている「常陸帯(ひたちおび)」は、縁結びや安産祈願にも効果があることでも有名です。さらに、武士たちが旅の安全を祈願する「鹿島立ち」によって、旅の安全を願うご利益もあります。
鹿島神宮の見るべき場所
鹿島神宮を訪れる際には、見逃せないスポットがあります。鹿島神宮の見るべき場所は、以下の通りです。
①社殿
②楼門
③鹿園
④鹿島神宮宝物館
⑤御手洗池
⑥奥宮・奥参道
⑦御神木
ひとつずつ解説します。
①社殿
鹿島神宮の社殿は、「本殿」「石の間」「幣殿」「拝殿」の4つの建物からなっており、その全てが重要文化財に指定されています。社殿は1619年に徳川秀忠(徳川2代将軍)により奉納されました。
本殿には、御祭神である武甕槌大神(たけみかづちおおかみ)が祀られています。拝殿は、正式参拝や結婚式の際に上がることができますよ。
②楼門
日本三大楼門の一つに数えられる鹿島神宮の楼門は、1634年に徳川頼房によって奉納されたものであり、重要文化財に指定されています。
高さはなんと13メートルもあり、総朱漆塗りの赤い外観が特徴的です。当初は檜皮葺きでしたが、修繕の際に昭和40年代に屋根を銅板葺きに変更しました。
③鹿園
鹿島神宮の鹿園には、およそ20頭の鹿が飼育されています。
鹿島神宮に武甕槌大神(たけみかづちおおかみ)を運んできたのは鹿たちであると言い伝えられており、現在でも鹿は「神の使い」として大切にされています。鹿たちと近くで交流できるのが魅力で、売店では100円で餌を手に入れ、餌やり体験もできますよ。
④鹿島神宮宝物館
鹿島神宮宝物館では、国宝や重要文化財などが展示されています。鹿島神宮は長い歴史を持ち、藤原家や徳川将軍からも崇拝されていたため、多くの貴重品が保管されているのです。
なかには、武甕槌大神(たけみかづちおおかみ)が初代神武天皇を救った際に使用した「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」も展示されています。ただし、現在は平成30年から整備のために休館中で、再開の時期は未定です。
⑤御手洗池
鹿島神宮の境内の一番奥に位置するのが、御手洗池です。1日に40万リットル以上の湧水がある御神水で、水底は一面が見渡せるほど透き通っています。
以前は、ここで参拝する前に禊を行っていましたが、現在は年始のみ200人ほどの人が参加する大寒禊が行われています。こちらの御神水は持ち帰ることもできますので、マイボトルを持参することをおすすめします。
⑥奥宮・奥参道
奥宮は、徳川家康が関ヶ原の戦いに勝利した際に感謝の意を込めて奉納した特別な場所です。この場所には、「武甕槌大神の荒魂」と呼ばれる強力な生命力を秘めたエネルギーが存在していると言われています。
奥宮に至るまでの約300メートルの奥参道は、鬱蒼とした巨木に覆われ豊かな森林浴を楽しむことができるでしょう。
⑦御神木
鹿島神宮には、約1300年の歴史を持つご神木が立ち並んでいます。
境内には600種以上の木々が生い茂っていますが、その中でも最も古いのがこの御神木であり、その存在感は圧倒的です。この立派な杉の木は、高さ約40mで根元の周囲は12mあります。
まとめ
今回は、鹿島神宮に呼ばれる人の特徴や、鹿島神宮の歴史・見どころについて解説しました。鹿島神宮に呼ばれる人の特徴については、以下の4つが挙げられます。
・鹿島神宮に突然行きたくなる
・鹿島神宮の話をよく聞く
・鹿島神宮をテレビや雑誌でよく目にする
・鹿島神宮が夢に出てくる
鹿島神宮に祀られている武甕槌大神は、歴史に名を残す多くの武家から崇拝されてきた神様です。また、鹿島神宮は強力なパワースポットとして様々なご利益をもたらしてくださいます。もし鹿島神宮に呼ばれていると感じたら、ぜひ参拝に訪れてみてくださいね。
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