東京都品川区にある品川神社は、金運アップや富士山のご利益をいただけることで有名なパワースポットです。しかし、一部では「品川神社は怖い」と言われています。
「なぜ品川神社は怖いの?」
「品川神社のご利益や見どころは?」
など、参拝前に知っておきたいこともありますよね。
そこで今回は、品川神社が怖いと言われる理由や、品川神社に祀られている神様やご利益について解説します。また、境内の見どころやパワースポットについてもご紹介しているので、参拝を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
品川神社が怖いと言われる2つの理由
富士山のご利益がいただけることで有名な品川神社ですが、一部では「怖い」と言われています。その理由については、以下の2つが挙げられます。
①神主の態度が悪いから
②「狐穴」が神秘的だから
詳しく解説します。
①神主の態度が悪いから
品川神社に参拝した人の口コミでは、「神主の態度が悪い」という意見が多くありました。ネット上に寄せられている口コミについては以下の通りです。
・態度が大きい、上から目線
・タメ口で話す
・タバコを吸っている
神社自体は景観もよく人気がありますが、神主の態度が高圧的であることから、「品川神社は怖い」という噂が生まれてしまったのかもしれません。
②「狐穴」が神秘的だから
品川神社の阿那稲荷下社には、「狐穴」と呼ばれる、狐の像が祀られた祠があります。暗い祠の中に、複数のお狐さまがひっそりと並んでおり、神秘的な雰囲気が感じられます。
この穴がどこまで続いているのかは謎ですが、富士山や江の島岩屋と続いているという言い伝えもあり、宮司さんの話では、近くの権現山に通じているそうです。
斜面にはひっそりとした登路があり、富士塚と同様に台地の地形を利用した御嶽塚である可能性があると言われています。
品川神社とは?
「怖い」という噂もある品川神社ですが、どのような特徴のある神社なのでしょうか。ここでは、品川神社の歴史や神様、ご利益について解説します。
品川神社について
品川神社は、東京都品川区北品川三丁目にある神社で、東京十社のひとつにも数えられています。また、東海七福神一社として大黒天を祀っていることでも有名です。
神社の創建は文治3年(1187年)といわれており、源頼朝が安房国の州崎明神を勧請したことが起源とされています。
境内には宝物殿や神楽殿、板垣退助の墓、富士塚、そして金運のパワースポットとして人気の阿那稲荷神社などがあります。
品川神社の神様
品川神社に祀られている神様は、以下の3柱です。
・天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと):海上交通安全、祈願成就の神様
・宇賀之売命(うかのめのみこと):五穀豊穣、商売繁盛の神様
・素盞嗚尊(すさのおのみこと):国生みを行った神様。厄払いの神様
また、品川神社は「大黒天を祀る東海七福神の一社」としても知られています。
品川神社のご利益
品川神社のご利益については、以下の通りです。
・金運
・再生、再起
・開運
・海上安全
・大漁安全
・安産
・商売繁盛
・病気除け
特に有名なのが「金運」であり、境内にある「一粒萬倍の泉」には、金運アップのご利益を求めて多くの人々が訪れます。
品川神社のパワースポット
品川神社には、数々のパワースポットがあります。品川神社に訪れたら、ぜひ注目してほしいパワースポットは以下の通りです。
①双龍鳥居
②一粒萬倍の泉
③阿那稲荷神社
④富士塚
ひとつずつ解説します。
①双龍鳥居
品川神社の入口に立つ双龍鳥居は、東京都内でも珍しい石造りの鳥居です。右側の柱には登り龍、左側の柱には降り龍が彫刻されています。登り龍は「悟りを求めて修行に励むこと」を、降り龍は「慈悲の心で人々を救うこと」を表現しています。
また、この鳥居は第二次世界大戦の空襲も生き延び、神域と俗域の境界を示す象徴として今も残っています。東京三鳥居の一つでもあり、隠れたパワースポットとして多くの人々から人気を集めています。
②一粒萬倍の泉
品川神社の阿那稲荷神社境内にある「一粒萬倍の泉」は、金運アップを望む人々に人気のパワースポットです。その名前は、米一粒が万倍の稲穂に成長することに由来しています。この泉の水で印鑑やお金を清めることで、金運がアップすると言われています。
一粒萬倍の泉での参拝方法については、以下の通りです。
①上社に参拝する
②下社に参拝する
③カゴに印鑑や銭を入れて、神水で洗う
④洗った印鑑やお金はできるだけ早く使う
正しい参拝方法を守り、ご利益をいただきましょう。
③阿那稲荷神社
品川神社の末社である阿那稲荷神社は、金運アップのパワースポットとして知られる「一粒萬倍の泉」で有名です。この神社では、印鑑やお金を洗うとその価値が万倍になると信じられており、多くの参拝者が金運の向上を求めて訪れます。
また、富士山や江の島岩屋と続いていると伝えられる「狐穴」も、この神社の神秘性を高めています。
④富士塚
品川神社の境内にある「品川富士」は、東京都内で最大級の富士塚として広く知られています。この人工山は、明治2年(1869年)から5年(1872年)にかけて、富士山信仰によって築かれました。高さ約15メートルの品川富士には、一合目から九合目までの道標が設置された登山道があります。
山頂からは品川の街並みを眺めることができ、その景色は「新東京百景」にも選ばれています。いずれもご利益が得られるとされ、毎年7月上旬には「品川丸嘉講」による山開きの神事が執り行われます。
品川神社へ参拝するときの注意点
品川神社へ参拝する際は、神聖な場所にふさわしい服装やマナーを心がけましょう。参拝する時の注意点については、以下の通りです。
・ 短パンやTシャツ、裸足などは避ける
・大声を出したり、境内を走り回ったりしない
・ 一粒萬倍の泉へ参拝する際は、事前に印鑑や500円玉などを用意する
・富士塚に登る場合は、急勾配に備えて歩きやすい靴を選ぶ
「一粒萬倍の泉」や「富士塚」に参拝する場合は、忘れ物をしないように気をつけてくださいね。
まとめ
今回は、怖いという噂のある「品川神社」について解説しました。品川神社が怖いといわれる理由については、以下の2つが挙げられます。
①神主の態度が悪いから
②「狐穴」が神秘的だから
品川神社が「怖い」と言われる理由については、まさかの「神主の対応が悪い」からでした。品川神社自体は景観もよく、パワースポットや見どころも多いため、人気の神社となっています。金運を向上させたい方は、ぜひ「一粒萬倍の泉」にも立ち寄ってみてくださいね。
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