霊能者と呼ばれる【 姉 】です
幼い頃からこれまで多くの方を霊視してきました。私の経験が、皆様のお力になれれば嬉しいです
2018年の自殺者数は約21,000人。(警察庁調べ)
日本では今も毎年2万人以上の方が自らの命を絶っています。もしそれが親しい人だったら…言葉では言い表せない苦しみを抱くでしょう。 それゆえ、愛する人ほど「死後はせめて安らかでいてほしい」と願うのではないでしょうか。
今回は、「亡くなり方の違いが死後にどう影響を与えるか」について、霊能師として世界で活躍する【姉】に、【弟】である私が話を聞いてきました。
- 「自殺した人」と『自然死した人』とは死後の違いがあるのか?
- 実際に「自殺者の霊」と会話した、姉の体験談
- 「自殺した人」の、その後の魂の流れとは
- 身近な人の自死で苦しんでいる方へ
プロが解説!自殺した人は自然死した人とは死後の違いがある?ない?
「自殺した人」と『自然死した人』とは死後の違いがあるのか?
姉ちゃん、実はURAOTOに「自殺した人と自然死した人とは、死後の違いがあるんですか?」っていう質問が結構来てるんだ。
この記事でも話してたけど、姉ちゃんには死後の世界が視えるんだよね?(⬇)
自然死――いわゆる寿命を迎えたり、病気で亡くなられた人と、自殺者の死後の違いって何かあるの?
辛い心中のなか、質問してくれた人もいると思う。まずは一番に、自分の心を大事にしてね。その上で…死後の違いについてお話するね。
多分この質問をしてる人って、「自殺した人は地獄に行く」って考えてると思う。結論から言うと……私が視てる世界では、亡くなった方法にかかわらず同じような世界にいくと感じるよ。以前、こちらの記事でも話したけど(⬇)
人にかかわらず、ペットも死後の世界は一緒なんだ。だから、亡くなり方で「死後の魂」の行きつく先が変わることはないと思うよ。
そういえば、姉ちゃんさっき「自分の視える世界では」って言ったと思うんだけど……それはなんで?死後の世界はみんな同じじゃない場合もあるってこと??
それは……少し難しい話になるけど、宗教によって解釈が変わるところなんだよね。
宗教によって違う死後の世界観
さっき話した「自殺した人は地獄に行く」って考え方は、おそらく…キリスト教に基づいてると思うのね。キリスト教は自殺を禁止しているからね。
仏教は解釈によって諸説あるけど、自殺をしようとした人を止めたお釈迦さまの話なんかもある(⬇)
こんな風に宗教によって、おのおの死後の世界観は違うんだ。だから「みんな同じ」と一括りにはできないかな。「人が死んだらどこに行くのか?」って、どんな宗教においても大事なテーマだからね。
ただし……自殺したときの意思によって、すぐにあの世に行けるかは左右される事があります。
それに自殺って言っても、2通りの考え方があると思うの。
- 自分の死によって、恨んでいる人たちの記憶に刻み込みたいと願う自殺
- 自分に満足して、これ以上生きても楽しくないと選んだ自殺
前者の場合はとにかく人を恨んで恨んで…憎んでもいる。だから、自分も苦しんで相手も苦しみ続けるような存在、たとえば【地縛霊】になる可能性が高い。
一方で後者の場合は、自分のなかで死について諦めがついているよね。だから一概に自殺といっても、両者は大きく違うよね。
自殺の理由によっては苦しんでしまう霊もいる
そっか…姉ちゃんが視てる世界では、自殺か自然死かよりも、「自殺した理由」が死後に影響している可能性があるんだね。
そうだね。こればっかりは人によるとしか言えないから、ひとまとめにして伝えることはできないんだ…。
ちなみにさ……実際に姉ちゃんは、自殺した人の霊と話したことってある?
実際に「自殺者の霊」と会話した、姉の体験談
あー……実は、あるんだよね。一番記憶に残ってるのは、小学校の時の修学旅行の時かなぁ。もちろん、中学・高校の時も会ったことはあるんだけど。
えっ、そんな小さい頃から!?
うん、そうだよ。さっきの小学生の時に視た霊の場合は、経営がうまくいかなくて亡くなった人だった。
修学旅行で泊まったホテルの玄関前に立ってたんだよね。そのホテルの社長だったぽい。私が視えてるって分かったときはすごく喜んで、経営に関する色んな話をしてきた。あんまり言うと誰かばれちゃうけど、金庫の番号から今の新社長の話まで……。私が部屋に入ってもついてきた。
新しい人に任せたのに、その人がホテルを買収させてしまおうとしている。どうにかしなきゃいけない。誰々が動かないんだ、どうにかしなきゃいけない。誰々がそれをどうにかしなきゃいけないのに……
きっと心残りだったんだろうね。ずっとぶつぶつ同じ言葉を繰り返してた。それこそゲームがバグった状態のように……。
その人は恨んで亡くなったわけじゃないんだよね?
経営難で苦しんで亡くなられたみたいだった。保険金は下りないと思うけど、自分の死後何かしらのお金をもとに経営のやりくりをしてほしかったみたい。
でも渡したかった人じゃない人が代表になってしまって、経営がめちゃくちゃになっている……。苦しくて死にきれないって……。
生前の苦しみにとらわれる霊もいる
その経営者の方は、地縛霊的なものになっているってことかな?遺族に何かできることはある?
うーん…地縛霊かどうかって見極めが難しくて…。死んだらどうなるかについてはこちらの記事でも話しているけれど(⬇)
霊ではなく、念や記憶がその場所にとどまっているだけのこともある。…今回はホテル内を歩いていたし、地縛霊としてもいいかもね。彼のように苦しんでいる方の霊に対して、遺族ができることは3つ。
- 霊としての存在を認める
- 彼がなぜ自殺を選んでしまったのか理由を知る
- 生前、死後の意思を継ぐ
特に3つ目の意思を継ぐっていうのは結構大事だと思う。
亡くなられた方がいるかどうかは私たち「視るプロ」に頼るのも一つの方法です。どういう状況か、何を悩まれているのか、ご遺族と故人の橋渡しのお手伝いをさせていただきます。
自殺した霊の意識ってどうなっているの?
自殺をした直後の魂の流れを、姉ちゃんが視たことある範囲で教えてもらえる?
自殺をした直後は1回だけ見たことある。電車の飛び込み直後、青いシートの下から腕が出ているのを見た。でもね、その人の魂は自分の身体のあるブルーシートを見てびっくりしてるの。
あ~自分が飛び込まなくてよかった。ああなっているのが自分じゃなくてよかった…!
もう幽霊になっているのに、自分の口を押えてホームに立ってたよ。自分が死んでるのに、すでに魂だけの存在になったことに気づいてない。それで、「飛び込む数分前の自分」になってるんだと思う。こういう場合、自分が死んだことに気づくまで、相当時間がかかるんだ。
そのまま地縛霊になっちゃうってこともある?
あるね。心の整理がつかないまま、身体が先に動いてしまった人は「自分の死」を理解できないことが多いから。事故死した方でも同じことが言えるけどね。
逆に自殺をするまでに準備をして、覚悟を決めている人はその場からすぐにいなくなる。あの世に旅立ったんだと思う。霊の思考回路は私にもよく分からないけれど、以下のような行動をするかな(⬇)
- 同じ言動や行動を繰り返す
- 自分の記憶の中で生きている
- 大人になって亡くなったのに、子どもの頃に戻る
たとえば、大人になって電車に飛び込んだはずなのに、高校生の時に戻っている人も視たことがある。
これから社会に出て自分は頑張るんだ!!
もしかしたら、自分が希望を抱いていたときに戻っちゃったのかも…。でもね、こういう人は自分の死を理解していないから、苦しみようがないんだ。同じ状態を繰り返すたびに。時間や感情が戻る。だからある意味、自殺した時の悩みから解放されているのかもしれない。
私も以前、生まれてこなければよかったと思うような経験をしたことがあります。それを乗り越えられたのは、「ツライことから逃げても大丈夫」と思えていたからかもしれません。
ちなみにさ、親しい人や身内が自殺をして、その死に深い悲しみを覚えているご遺族って多いと思うんだ。そういった方に向けて、何かつらい気持ちが和らぐようなアドバイスってないかな?
親しい人や身内が自殺した人へ占い師の姉からアドバイス
特に、こういった強い後悔・自責の念を抱えている方達が多いと思うんだよね…(⬇)
- 生前気づいてやれなかった
- 今さら後悔しても遅いんじゃないか
そうだね……。まずはつらい気持ちは我慢せず、思いっきり泣いていい。感情を押し殺さず、自分の気持ちに素直にね。
もし、亡くなった本人から何かしらのメッセージを送ってきたときは
- あなたはもう亡くなっている
- 自分たちが分かる範囲で希望を叶えたい
- 安心してあの世に行っていいんだよ
と伝えてほしい。視える、視えないではなく、故人に伝えたいと思っているかが重要なんだ。
亡くなった方の心を理解しようとする姿勢が大事です。故人も亡くなってから、生きていたときのすれ違いや誤解に気づくことがあります。そういった思いも受け止められたら、安心してあの世にいけるかもしれませんね。
亡くなった方を悼む心はきっと届く
まとめ
- 自殺した人と自然死した人とは死後の違いはない
- 姉が視る世界観では自殺と自然死の違いはない
- 自殺のなかでも後悔が多いと地縛霊になる可能性がある
- 身近な人が自殺した人へのアドバイス
- 「視える」系の霊能師に視てもらい、霊の存在を認める
- 自殺をした理由や意思を継いで安心させてあげる
身近な人の死に直面したとき、「自分が何かできたんじゃないか?」と後悔してしまうこともあるんじゃないでしょうか。しかし、どうか自身を責めないでください。自殺でも自然死でも死後の世界は同じです。「親しい人の魂が迷っているのでは…」と不安に感じるのであれば、率直に思いを伝えましょう。故人への哀悼の意を言葉にすることで、ご自身の気持ちの整理に繋がるかもしれません。
もう読んだ?
最後まで読んでいただきありがとうございました ! 親しい間柄だからこそ死後、安心してあの世にいってもらえるよう何かしたくなりますよね…。
愛する人との死別は辛く悲しいものです。時には思いっきり泣いてもいいのですよ。今回の記事が一つの心の区切りになれば幸いです。 こうしたお悩みに、私を始め、プロの霊能師・占い師達 がお力になれるよう最大限努力させていただきます
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