ヤモリは縁起がいいと言われていることを知っていますか?家の中にたまに現れることがあるのがヤモリです。見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?しかし、ヤモリについて詳しく知っている人はそれほど多くありません。日本では比較的見かけることが多い動物にも関わらず、あまり知られてはいないのです。
本記事ではヤモリについて解説いたします。縁起がいいと言われている理由や似ている動物であるイモリとの違いについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1.ヤモリとはどのような動物?
ヤモリとは、体長10~14cmほどと比較的小さめなトカゲの一種です。一般的に見かけることの多いヤモリは、ニホンヤモリと言われる種類であり、日本の秋田県よりも南に分布しています。ヤモリは夜行性であるため、夜に電灯のある明るい場所に出没します。
家に現れるのも明るい場所を目指してきていると言えるでしょう。そしてヤモリを漢字で書くと「家守」になると言われています。つまり、家を守ってくれる存在であると考えられています。
具体的には、ヤモリは家に生息している害虫であるシロアリやクモ、ゴキブリなどを食べてくれます。そのため、ヤモリが家に現れたとしてもそっと逃してあげるのがおすすめです。
ちなみにヤモリには毒性がありません。そのため、触って逃したとしても何か病気になる心配はないので安心してください。念の為、触って逃がした後は手洗いをするべきですが、ヤモリ事態に噛まれたり毒があったりすることはありません。
爬虫類なので、触るのに抵抗があるという方もいるでしょう。そういった方は、音を立てて追い出すのをおすすめします。ヤモリの近くで新聞紙などを丸めて叩くと、ヤモリは音が出た方向と反対に進んでいきます。ヤモリは臆病な性格なので、大きな音が出ると逃げようとするという性質を利用して、家の外に追い出すことが可能です。
ヤモリは縁起がいいと言われている動物ではありますが、処分をしなければ追い出したとしても問題ありません。むしろ、人間と同じ空間で生活をしていると、万が一のことがあったときにヤモリが死んでしまうかもしれないので、なるべく追い出してあげた方が親切といえるでしょう。
2.ヤモリとイモリの違い
ヤモリとイモリは見た目も名前も似ていますが、実は大きく異なる生き物です。ヤモリは漢字で書くと「家守」であるのに対してイモリは「井守」と書きます。これは井戸を守ると言われていることから、このように表記されることになりました。
井戸には水がありますから、そこで生活できるということは、イモリは両生類ということになります。ヤモリは爬虫類ですから、この時点で大きな違いがあることがわかるでしょう。
そのため、家の中でイモリを見かけるケースはほとんどありません。水場にヤモリのような生き物がいたらそれがイモリである可能性はあります。しかし、ほとんど家の中には現れないと考えていいでしょう。
ちなみにイモリの一種であるニホンイモリには、毒性があります。触っただけで有害ということはありませんが、目を擦ったりすると危険です。そのため、イモリだと思われる生き物がいたとしてもなるべく触らないように心がけてください。
3.ヤモリは縁起のいい生き物
ヤモリが縁起のいい生き物と言われている理由は、家を守ってくれるところにあります。昔から家というのは富の象徴となっています。家がなければ生活していくのは難しいため、それを守ってくれるヤモリという存在は縁起のいい生き物と考えられても不思議ではありません。
また、家を守ってくれることによって、幸運を引き寄せてくれたり金運アップの効果が見込めたりといった効果を期待することもできます。このようにヤモリには色々な運勢アップの効果があるのです。
また、ヤモリの中には白いものがあります。一般的にはヤモリは黒く灰っぽい色をしていることが多いのですが、中には白い個体も存在し、それは幸運の象徴としてより一層縁起がいいとされています。
もし、ヤモリを家の中で見かけたら、いいことがあるかもしれないと前向きに捉えることをおすすめします。運勢的にいいことがあることを期待することもできますし、有害な生き物を食べてくれているのは間違いないので、実際に家にとってプラスの働きをしているとも捉えられるでしょう。
ヤモリを見つけられるというのは非常にラッキーです。見かけたらそっとしておき、可能であれば安全な場所に逃がしてあげてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後にヤモリが縁起のいい動物である理由について解説いたします。
- ヤモリは爬虫類の一種であり、シロアリやゴキブリなどを食べてくれる益虫
- イモリはヤモリに似ているが両生類の一種であり、毒のある個体がいる
- ヤモリは家を守ってくれるので、縁起のいい生き物と言われている
ヤモリを見かけられたら幸運が訪れる合図かもしれません。見つけられたら、退治しないようにしましょう。
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