「縁切り神社」は、その名のとおり「縁を切りたい!」と願ってたくさんの方が訪れます。しかし「縁切り神社はやばい」といううわさを聞いたことはないでしょうか。
この記事では、「縁切り神社はやばい」といわれる理由や注意点・正しい参拝の方法について解説します。正しい知識があれば怖がる必要はありませんので、ぜひ参考にしてください。
「縁切り神社はやばい」といわれる理由
なぜ「縁切り神社はやばい」といわれるかというと、その力があまりにも強大だからです。縁切りを願う人の中にはネガティブ思考の方が多く、恨みや嫌悪などの感情がたまりやすい場所であることも「やばい」といわれる理由となっているでしょう。
ほかにも縁切り神社では、正しく願いごとができなかった場合、「自分にかえってくる」ともいわれています。また、お祈り中に自分の大切な人のことを思い出しただけで、その人との縁が切れてしまう可能性があるともいわれていることから「やばい」といわれるのです。
「自分にかえってくるかも…」「大切な人のことを思い出してしまうかも…」と心配な方は、行かないほうがいいかも知れません。
効果絶大だからこそ参拝でしてはいけない3つのこと
縁切り神社は、その効果の強さから参拝でしてはいけないことがあります。 具体的には以下の3つです。
- ネガティブな気持ちで行かない
- 軽い気持ちで行かない
- 夜には行かない
一つずつ説明しますので、参考にしてください。
ネガティブな気持ちで行かない
1つ目は、「ネガティブな気持ちで行かない」ということがあげられます。だれかの不幸を願うことで、自分にかえってくるかもしれません。
あくまでも相手との縁切りだけを願うようにして、その相手の不幸を願わないようにしましょう。 縁切り神社に、ネガティブな気持ちでは行かないように注意してください。
軽い気持ちで行かない
2つ目は、「軽い気持ちで行かない」ということです。縁切り神社の効果は強力なので、本気で縁切りしたいと思っていないのであれば行かないほうが無難でしょう。
迷いながらお祈りすると、縁が切れてしまったときに後悔するかも知れません。また、縁切り神社にたまっている陰湿なエネルギーに影響されて、霊感がない人でも「めまいや頭痛」「息苦しさ」などを感じる場合があります。
「縁を切りたい」と心から願う方のみ行くようにしましょう。
夜には行かない
3つ目は、「夜には行かない」ということです。縁切り神社は、ほかの神社と比べて少し特殊な神社であり、夜は陰の気が強くなります。
そのため低級霊や動物霊が集まってくるともいわれているのです。夜の参拝では、縁を切るどころか余計なものとの縁がつながってしまう可能性があります。
また、境内は木が生い茂っていることが多く外灯も少ないため、転倒やけが・事件に巻き込まれる危険性もあるでしょう。
縁切りを叶える正しい参拝方法
ここまで、「縁切り神社はやばい」といわれる理由と、参拝でしてはいけない注意点について説明してきました。しかし、正しく願うことができれば怖がる必要はないのです。
ここでは、縁切りを叶える正しい参拝方法について説明します。 しっかり覚えて、正しい手順で参拝をおこないましょう。
1.鳥居の前で一礼し、鳥居をくぐったら参道の左右を歩く
まずは鳥居をくぐる前に一礼します。参道を歩くときには道の中央を避け、左右どちらかに寄って歩くようにします。
道の中央は神様のとおり道とされていますので、歩かないように気をつけましょう。
2.手水舎で両手と口を清める
手水舎では、ひしゃくを使い両手と口を清めます。手順は以下のとおりです。
- 右手でひしゃくを持ち左手を清める
- 左手でひしゃくを持ち右手を清める
- ひしゃくに直接口を付けず、左手に少しためた水で口を清める
- ひしゃくを縦に持ち、残った水でひしゃくの柄を清める
- ひしゃくを元に戻し、軽く一礼してから離れる
この時、ひしゃくには満杯になるように水を入れます。この1杯の水ですべての工程をおこなうため、少しずつ使うように気を付けましょう。
3.本堂についたらおさい銭を入れる
おさい銭は願いを聞いてもらうものではなく、願いが叶ったことや日頃の感謝の気持ちを伝えるためのものです。おさい銭を入れるとき、おさい銭箱に投げ入れるのは神様に失礼となりますので注意しましょう。
そのため、おさい銭を入れるときは丁寧に入れるようにしてください。おさい銭の金額については、一般的な神社と同等で良いとされています。
4.参拝は二拝二拍手一拝が基本
参拝の手順としては、「二拝二拍手一拝」が基本となっています。正しい参拝の手順は以下のとおりです。
- 鈴があれば両手で縄を振ってならす
- 姿勢を正し90度の深いお辞儀を2回おこなう
- 右手を少しだけ下にずらし2回拍手する
- 手のひらを合わせ、神様に自己紹介し感謝を伝えつつ願う
- 90度の深いお辞儀を1回おこなう
スムーズに参拝がおこなえるように、しっかり覚えてから行くようにしましょう。
5.おみくじ・お守り・絵馬などを購入
本堂へのお参りを終えたら、必要に応じて「おみくじ」「お守り」「絵馬」などを購入します。縁切り神社での願いが叶った場合は、感謝を伝えるためにお礼参りをしましょう。
その際、おさい銭を多めに納めたり、購入したお守りを神社に返したりするのが良いといわれています。
6.帰りも参道の左右を歩く
先述しましたが、神様のとおり道である参道の中央は避け、来るときと同じく参道の左右どちらかに寄って歩くようにしましょう。お参りが終わったからといって、気を抜いてはいけません。
7.鳥居を出たら再び一礼
鳥居を出たら、神様の方へ向きなおり再び一礼します。ここまでが、正しい参拝の手順です。
まとめ
「縁切り神社がやばい」と言われる理由や参拝についての注意点、正しい参拝方法について説明しました。縁切り神社は、その力が強力だからこそ正しく参拝する必要があります。
正しく参拝できれば、「自分に返ってくるかも…」と必要以上に怖がる必要はありません。記事を参考に正しい参拝をおこない、悪縁を断ち切りましょう。
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