祖父や祖母の家を訪れると、盛り塩がしてある光景を見たことがありませんか?スピリチュアルにそれほど詳しくないという方でも、盛り塩の存在は知っているでしょう。なんとなくですが、魔除けというイメージを持っているかもしれません。
そんな盛り塩ですが、やめたほうがいいと言われています。昔から盛り塩をして邪気を払うという文化はあったのですが、なぜやめたほうがいいと言われているのでしょうか?
本記事では盛り塩をやめたほうがいいと言われている理由について解説いたします。
1.盛り塩の効果はある
盛り塩がやめたほうがいいと言われているのは、決して効果がないからではありません。むしろ、一般的には邪気を払うことができるので、縁起がいいものとされています。
特に節目となるタイミングで盛り塩はされるケースが多いです。具体的には家を新築したタイミングや新しく店をオープンしたタイミングなどです。節目のタイミングで邪気によって悪運を呼び寄せてしまうと困るので、盛り塩によってそれらを払っているのです。
今後も盛り塩という文化は残り続けるでしょう。お葬式の場でも盛り塩は使われています。明確に効果があるのは間違いないのですが、やり方を間違ってしまうと盛り塩の効果はありません。それどころか逆効果になってしまう可能性もあります。
こういった背景から盛り塩はやめたほうがいいと言われているのです。決して盛り塩自体に効果がないと言われているわけではなく、やり方を間違えるリスクがあるからやめたほうがいいと言われていることを理解しておきましょう。
2.盛り塩で避けるべきポイント
盛り塩は誤ったやり方をすると、運気を下げる要因になってしまいます。具体的にどういったケースで運気を下げてしまうのか確認していきましょう。
①鬼門と裏鬼門に置く
鬼門とは北東のことで、裏鬼門とはその反対になる南西のことです。鬼門とはその名の通り、鬼が出入りする玄関のような存在だとされています。ここに盛り塩を置くと、鬼が家から出ることができなくなってしまいます。
これによって邪気を払うどころか、逆に鬼を家に留めることになってしまい運気が下がると言われているのです。もちろん、不吉な方向だからこそ、盛り塩を置くことによってそもそも鬼が入れないようにしたほうがいいという考えもあります。
そのため、一概に盛り塩を鬼門や裏鬼門においてはいけないと言われているわけではありません。人によって考え方は異なるので、明確な意図があるのであれば行っても問題ないでしょう。しかし、少しでも不安があるという方は、なるべく避けたほうが無難です。
他の場所に盛り塩を置いたとしても、十分に厄除けの効果は期待できます。
②汚い場所に置く
盛り塩を汚い場所に置くのは避けてください。なぜなら、スピリチュアル的に汚れた場所や散らかった場所は、運気が下がりやすいと考えられているからです。悪い気が溜まっている場所に盛り塩を置いたとしても、そこに悪い気が溜まっている状態は変わりません。
そのため、効果を感じづらいでしょう。そもそも、汚い場所や散らかっている場所の悪い気を取り除く方法としては、掃除をするのが最も効果的です、盛り塩ではなく、掃除をすることで悪い気を取り払うようにしてください。
③盛り塩を放置する
盛り塩の効果は邪気を吸い込むことになります。逆にいえば、邪気を吸い込んだ後の盛り塩は、邪気の塊ということになります。つまり、盛り塩を放置してしまうと、どんどんそこに邪気が溜まってしまうのです。
10日程度を目安に盛り塩の交換を行いましょう。毎日交換している方もいるかもしれませんが、それほど敏感になる必要はありません。しかし、放置してしまうと、逆に邪気が外に出ていかなくなってしまうので注意が必要です。
3.正しいやり方を意識しすぎないように
盛り塩は上記のポイントさえ気をつけていれば、それほど大きな問題になることはありません。もちろん、人によって盛り塩の正しいやり方は異なるでしょう。それを意識するのも大切なポイントではあるのですが、自分なりにできる範囲で取り組むのもスピリチュアルにおいては欠かせません。
ルールに縛られすぎることによって、逆にストレスになってしまうケースもあります。邪気を払うのが盛り塩の効果なので、それが逆効果にならないように過度に意識しすぎるのは避けてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?最後に盛り塩はやめたほうがいいと言われている理由についてまとめます。
- 盛り塩には邪気を払う効果があるのだが、やり方次第では効果が出ないのでやめたほうがいいと言われている
- 盛り塩は定期的に交換をして、邪気がそこに留まらないようにしてあげるのが大切
- 正しいやり方を意識しすぎてストレスを逆に溜め込まないように気をつけるべき
盛り塩を効果的に活用することで邪気を払うことができます。その際には避けるべきやり方について意識をするようにしてください。
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