「手を動かそうと思っていないのに、勝手に文字を書いていた…」
という経験をしたことはありませんか?
無意識のうちに文字を書いてしまう現象を【自動書記】と言いますが、なぜこのような不可解なことが起きるのか…ご存知でない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は【自動書記】とは一体どういうものなのか、霊能師として世界で活躍する【姉】に、【弟】である私が話を聞いてきました。
【自動書記】は霊の仕業?種類や方法・正体を、霊能師の実体験から解説します
当サイト URAOTOを運営している【 弟 】です
姉の不思議な体験を一番近くでみてきました
霊能者と呼ばれる【 姉 】です
幼い頃からこれまで多くの方を霊視してきました。私の経験が、皆様のお力になれれば嬉しいです
【自動書記】とはどういうもの?
今日は【自動書記】について話をしたいんだけれど、前にもこちらの記事で少しだけ話をしたよね(⬇)
改めて詳しく聞きたいんだけど……そもそも自動書記はどういうもの?
自動書記という言葉はあまり一般的じゃないかもしれないけれど、オートマティスムとも言って以下のように定義されているよ(⬇)
自動書記
理性や既成概念にとらわれず、浮かんでくることを自動的に次々と速記し、意識下の世界を表そうとするもの。自動記述法。
引用元:Weblio辞書
例えば、私が霊的な力を用いて相談者さんを鑑定したときに……相手に関係している霊が私の手を使って勝手に文字や絵、図面を書くという現象が、自動書記のひとつだね。
自動書記とは、無意識のうちに文字を書いてしまう現象
霊によって文字などを書かされる現象を、自動書記と言うんだね。この自動書記には…種類とかあるものなの?
自動書記の種類
そうだね。自動書記には次のような3つの種類があると言われているよ。
- 受動書記
- 直感書記
- 霊感書記
それぞれ順番に説明するね。
自動書記の種類1. 受動書記
まず最初に紹介するのが、受動書記。
受動書記では霊能力者が霊と交信しながら、感じるままにどんどん文字を書いていくんだ。
だけど記載された文字などは、なにを書いてあるかよくわからないんだよね。文字になっていなかったり、紙の上に書き切れずに机へ書いてしまったりするんだ。
受動書記は、少し乱暴的な自動書記というイメージが大きいです
自動書記の種類2. 直感書記
あと自動書記のひとつには、直感書記というものもあるよ。
霊能力者は霊を通じて……頭の中に図や文字などいろいろなものが湧き上がってくることがあるんだ。このとき霊から勝手にインプットされたものを、言語化しながら書いていくのが直感書記。
例えば頭の中に、
- リンゴ
- スイカ
- キウイ
という文字が湧き上がってきて、「あ、これは果物の名前だな」と思ったら『果物(リンゴ・スイカ・キウイ)』というように、整理して紙に書くのが直感書記ということだよ。
自動書記の種類3. 霊感書記
ほかには、霊感書記というものもあるよ。
霊感書記は直感書記と似ているけれど、霊感書記は霊の方からもわっとしたインスピレーションを受けるんだ。そして、その感覚を頼りに書いていくイメージかな。
例えば霊感書記をする場合、霊から受けたインスピレーションが少しあいまいだから『リンゴ』なのかはっきりわからないケースもあるんだ。だけど「これはリンゴなのかな?多分リンゴであっているだろうな」というように、受けた感覚を元に書き出していくんだよ。
だから霊感書記の場合は、書き出す霊能師の意訳の影響が強く出ます
自動書記と言っても、いろいろな種類があるんだね。
僕自身、前に姉ちゃんが自動書記をしているのを見たことがあるけれど……これでいうと姉ちゃんは直感書記をするケースが多いのかな?
霊能師の姉が行う自動書記の種類は?
あくまで僕が見ている感じだと、最初は受動書記的な感じで霊が教えてくる情報を書いて、それから直感書記に切り替えて…自分のロジックで言語化しているイメージがあるんだけれど……。
私が自動書記するときは、次のようなケースがあるよ。
- 霊が書く内容を教えてくれる
- 頭の中に視えるたくさんの『情景』を忘れないようにメモする
最終的に「頭に流れてきたイメージはなにを示していて、どういう解釈ができるのか」を考えながら、さまざまな情報を自分でロジックを立てて繋げているんだ。
だから私がやる自動書記は、受動書記や直感書記、霊感書記などのいろいろなパターンが混ざっているかもしれません
自動書記は、主に3種類に分類されるが、混ざることもある
姉ちゃんの自動書記の方法には、いろいろな種類が混ざっているんだね。
そういえば前に姉ちゃんが相談者さんの鑑定をしているときにも、自動書記をする場面を見たことがあるけれど……その時どんな感じだったか具体的に教えてもらってもいいかな?
霊能師の姉が行う自動書記の体験談
そうそう、相談者さんの鑑定を対面でやっているとき、弟が「紙とペンいる?」と聞いてくれたことがあったよね。
うん、なんか文字で言いたがっていそうな雰囲気を感じたから。
あのときは相談者さんに関係するたくさんの情報が頭の中に入ってきていて、紙にいろいろな記号やキーワードを書いていったんだ。
そしてその内容が、
- ある地方の名前
- その地方で有名なキャラクター名
- その地方にある川や自然の名前
みたいな感じで、だんだん繋がっていったんだよね。
多分近くで見ていた弟はわかるかもしれないけれど……自動書記をするときは、私が意識していない状態で利き手が文字を書くように空中を動きます
だから弟はなにかを書こうとしている私に対して、「紙とペンいる?」と聞いてくれたんだと思う。
ペンを持ったら、どんな感じで自動書記が始まるの?
自動書記の始まり方とは…
自動書記をするとき、まず「なにか書ける状態なのか?」を判断するんだ。
自動書記は文字や図形などを書くものだけれど、うにょうにょしている意味のない線を書いてしまうこともあるんだよね。
私は霊能師なので、第六感で視えている世界を元に鑑定や霊視を進めるんだ(⬇)
だから、なにかを書こうとしたけれど…それが意味のわからないものである可能性もある。そうなると鑑定相手の方が不快に思ったり、混乱させたりするかもしれないんだ。
場合によっては相手にとても怖い思いをさせるケースもあるため、自動書記するときは、意味のある文字や図などを書けるか頭の中で考えます
そして意味のあるものを書けそうなら、紙とペンを利用して自動書記を行っているよ。とはいえ、利き手が勝手に動いているからといって、いつでもすぐに書けるわけではないんだけれどね。
ということは、姉ちゃんの場合は受動書記の内容をロジックでまとめて…直感書記している感じ?
姉の自動書記のやり方
昔は感じるままに受動書記をやってみたこともあるけれど、
- 紙からペンがはみ出て机に書いてしまう
- 紙をペン先でタンタンタンと叩く
など、正直とんでもない状態になるんだよね。自動書記にある程度は自分の意思を介入させないと、霊に乗っ取られると感じたこともあるし。
なので私の自動書記のやり方は、なにかを書くことに自分なりのロジックを介入させて、書くかどうかを判断するというステップを踏んでいます
もしかしたら手の動きを全て委ねて書かせ続ければ、ぐちゃぐちゃなものからなにかのメッセージが浮き上がってくることもあるかもしれない。でもそれは、鑑定として時間が限られている中でやることではないと思うから、私は自動書記に制限をかけているよ。
霊能師の姉が自動書記するときは、意識的に制限をかけている
つまり受動書記のように書くこともできるけれど、鑑定の場ではあえてやらないということだね。
前にこちらの記事でタイムリープについての話をしたけれど(⬇)
姉ちゃんが捉える自動書記の感覚は、過去・現在・未来という時系列とは関係なく情報が出てくる感じなの?
自動書記する際に視る情報の時系列はいつ?
うーん。私は鑑定相手がいて、その方に関係する自動書記をしているから……鑑定者の依頼によって合わせているかな。
例えば鑑定相手が自分の生まれた場所を知りたい場合は、現在の地名だけが出てくるからそれを書くよ。ただ現在の地名がわからないときは、その地域が合併する前の村の名前が出てきたりもするね。そういうケースのときは、少し過去の情報が出てくるよ。
でも求められていないのに、わざわざ縄文時代のその土地の情報を視ることはあまりないかな。もしかしたら私の意識でブレーキをかけているだけで、やろうと思えばすごく昔の情報も視られるかもしれないけれどね。
基本的に自動書記するときに視る情報の時系列は、鑑定者さんに合わせています。そのため、遠い過去や未来の情報を視ることはあまりありません
視る情報の時系列は鑑定する相手に合わせて調整しているんだね。
でもさ、姉ちゃんがやる鑑定の全てで…自動書記しているわけではないよね?
霊能師が自動書記をするケースは…
そうだね。私がやっている鑑定のうち、自動書記が出てくるパターンは割と珍しいかもね。割合で言うと、10〜20%ぐらいかな。
さっきも言ったように私の場合は、視えるものを書き留めるかは自分の意思で判断している部分もあるんだ。 だからこれを自動書記と言っていいのかもわからないけれど、鑑定相手に関係するなにかが視えたときメモするケースはそこまで多くないよ。
姉が実施する全ての鑑定で、自動書記が出てくるわけではない
姉ちゃんが霊的な力で鑑定するとき、自動書記するケースはやっぱりそこまで多くないんだね。
そういえば芸術家やアーティストには、霊感書記のようにインスピレーションをもらいながら創作する人もいるみたいだけれど……その点は姉ちゃんはどう思っている?
危険?霊能師以外の人が行う自動書記
確かに降霊させてインスピレーションを得て、それをそのまま身体全体を使って大きな紙などに表現する人たちもいるよ。
でもそれは、さっき話したようにとんでもない状態になってしまうから…私のような鑑定をするタイプには合っていないと思うので、やってはいないかな。
それに、降霊させてその霊の意図のままに自分の身体を委ねるのは……とても生命力を使ってしまいます
霊からインスピレーションを得て行う自動書記は、本当に疲弊してしまうから…私の場合はやりたい気持ちがあまり起きないね。
霊からのインスピレーションでやる自動書記は、とても体力が必要なんだね。
今は姉ちゃんの体験談を聞いたけれど、スピリチュアルな力が強くない人でも自動書記を体験する人が世界中にいるみたいなんだ。
自動書記を体験した人の見解は
自動書記を体験した人は、
- 死者の霊が降りてきた
- 身体を乗っ取られている
- 神や霊に命令されている
- 高次元の存在とチャネリングを行っている
というように見解がわかれているみたいだけれど、姉ちゃん的にはこれをどう捉えている?
『死者の霊が降りてきた』と『身体を乗っ取られている』というのは、実際にあると思うよ。
私の場合は乗っ取られる前に自分のロジックを挟み込んで霊と切り離しているから、身体を占拠させることはないけれど。
でも霊的な力がなくて制御できないと、霊が降りてきたまま放置してしまって……いつの間にか身体を乗っ取られてしまうこともあると思います
また、神様や強いエネルギーを持っている高次元の霊体と交信することをチャネリングやハイヤーセルフと言ったりするけれど(⬇)
これは人間と高次元の霊体などがコミュニケーションを取ることだから……『神や霊に命令されてる』『高次元の存在とチャネリングを行っている』というのは、また少し違うと思うな。
なるほど…。死者の霊が降りてきたり、霊が身体を乗っ取ったりすることで自動書記が起きるケースはあるということだね。
これは基本的に亡くなった方の霊の仕業なの?それとも生霊も関わっているもの?(⬇)
自動書記の正体とは?
亡くなった方の霊の仕業であるケースもあるけれど、割合で言うと自動書記全体の30%くらいかな。でも、残りの70%が生霊の仕業というわけでもないよ。
自動書記の70%は、その人のスピリチュアル的な力による感覚で起きるものなんだ。生霊や悪霊などなにかを媒体としていなくても、
- その地域の昔の情景が視える
- 行ったことのない地域の地名が視える
というように、急にいろいろなキーワードや物が頭の中で視えることがあるんだよ(⬇)
霊的な力を持っていると、多いときは1秒間に10個ぐらいの情報が頭に流れることもあるんだ。
だから頭の中に流れた情報で特に印象的なものをどうにか記録するために……手が動いているんだと思います
私がやっているロジックで言語化する自動書記とは少し違うかもしれないけれど、霊的な力の感覚によって自動書記が起きることは多いよ。
自動書記は、霊や個人の霊的な力の感覚によって起きる
自動書記の70%くらいは、その人のスピリチュアル的な力の感覚によって起きるんだね。
少し話が変わるけれど……この自動書記というものは、科学的に解明されている現象なの?
自動書記は科学で説明できる?
自動書記は、自己催眠やなんらかの病的要因で起きるものと説明する人もいるみたいだね。
自動書記以外にも有名な心霊現象である交霊会やコックリさんも、観念性運動という筋肉の無意識の動きなどによって起きるものと言われているらしいし(⬇)
でも確かに科学の力で解明できる部分もあると思うけれど、それだけでは説明がつかないことも多いと思う。
例えば私が鑑定する中で、私も鑑定相手も知らない内容を自動書記して、後から鑑定相手の母親に確認したらその内容が合っていた、というようなケースは本当にたくさんあるんだよ。
私はまだ、自動書記は科学で説明ができる分野ではないかなと感じています
自動書記を科学で解明するのは、まだ難しいかも
まとめ
- 自動書記とは、無意識のうちに文字を書いてしまう現象
- 自動書記の種類は、主に3つ
- 受動書記、直感書記、霊感書記がある
- これらが混ざったり、姉のように制限をかけている場合も
- 自動書記の正体とは?
- 約30%は霊の仕業、残り70%は個人の霊的な力で起きる
- まだ科学で解明できるメカニズムではないかも
霊がなにかを伝えようとするとき……生きている人の手を動かして【自動書記】をすることがあります。しかし自動書記の70%くらいは、霊ではなくその人のスピリチュアル的な力の感覚によって起きているようです。
ただ自動書記の具体的なメカニズムについては、未だサイエンスで完全に解明できているわけではありません。日々、霊能師の姉がやっている鑑定などは、まだまだ科学の力では測り切れないものが関係しているみたいです。
もう読んだ?
最後まで読んでいただきありがとうございました ! 姉ちゃんはやはりと言うか、科学を超えた力で鑑定などを行っているんだね
全ての鑑定で自動書記が出るわけではないけどね。 こうしたお悩みに、私を始め、プロの霊能師・占い師達がお力になれるよう最大限努力させていただきます
この記事を読んだ感想や、こんなテーマの記事が読みたい、こんな話が聞きたい…そんな姉・弟へのリクエストを募集しております!ぜひこの下にあります『コメント欄』よりお伝えくださいね。
こんにちは。
ネットサーフィンして、自動書記に辿りつきました。
私の母が以前は受動書記が出来ました。
娘が赤ちゃんの時に夜泣きが酷くて、理由を書いてもらいました。
母曰く、赤ちゃんの娘に尋ねると、手が勝手に動くそうです。
娘の魂が母を通して希望を伝えていました。
実家は遠方の為、電話で母に相談して、ファックスで自動書記で書かれた文章を送ってもらってました。
母の場合は、目を閉じての自動書記でしたが、キチンと紙に収まる様に書かれていました。
流れるような文字で、少し読みにくいですが、キチンとわかる内容でした。
家族以外には誰も自動書記の事を教えていなかった為、娘も話せるようになってからは、母に頼る事も無くなり、その後はもうできなくなったと言ってました。
娘が話ができないうちは、本当に助かっていました。
クミママ さま
コメントありがとうございます。自動書記については姉の界隈では当たり前のことのようでしたが、自分の周囲は認知もされておらず・・・とても驚く記事でした。しかし、反応などをみたり、調べてみると「家族が自動書記できた」「小さい頃自動書記ができた」「海外で自動書記ができる方をみた」などの意見が出てきて感銘をうけました。クミママさまも貴重な経験のシェア、ありがとうございます。